事例③パナソニック×『左ききのエレン』広告主との連携を深めていきたいマンガアプリで解決する、IP活用の課題『サンデーうぇぶり』TOP『マンガワン』TOP 5itter要なのです」 『少年ジャンプ+』では、広告マンガにも、コメント投稿が可能だ。だから広告なのに大人気という現象が普通に起きる。 「大手広告会社を舞台にしたクリエイターマンガ『左ききのエレン』とパナソニック様の男性向けボディトリマーを題材にしたオリジナルマンガでは、連載終了後のタイアップだったこともあり、『また読めてうれしい』など、読者から喜びの声が多数届きました」 その数、実に700件以上。さらに『少年ジャンプ+』のTwアカウントからも誘導を図ったところ、そうだ。「アプリ内だけでなく、読者はSNS上でもタイアップを一緒に盛り上げてくれるパートナーです。だからこそ、読者に愛されるタイアップを展開することが、プロモーション成功のポイントになるわけです」 マンガアプリ『少年ジャンプ+』には、雑誌『週刊少年ジャンプ』と決定的な違いがひとつある。 「日々、更新されていて、アプリを開くたびに、新しい物語に出会える点です。1週間に1000万人の読者に来てもらうことを目標に編集部は新人発掘も含め、本気でマンガづくりと向き合っています」作品は積極的に掲載。新人作家の育成の場にもなっている。 「現状、日々200万以上のユーザーが訪れ、毎日訪問するユーザーも多い。プラットフォームとしての価値も、非常に高いものとなっています。来年には『少年ジャンプ+』は10周年を迎えます。さらなる飛躍の年にするために、これまで通り、読者ファーストを掲げながら、広告主様との連携をさらに深めていけたらと考えています」3 1小学館広告局IP企画営業室課長山口誠氏は語る。 小学館も集英社同様、アプリのローンチ以来、ダウンロード数は伸び続けている。そのなかで、高まる広告価値を最大化するための取り組みも進めている。 「昨今、マンガIPへの関心は非常に高まっています。そのニーズにお応えすべく、 出版社系のマンガアプリのなかで、Z世代のユーザーがもっとも多いのが、小学館が運営する『マンガワン』だ。 「2014年12月にローンチした『マンガワン』は、小学館初のマンガアプリです。幅広いジャンルのオリジナルマンガを中心にお届けしており、2022年4月時点で、累計ダウンロード数は3000万、月間アクティブユーザー数は0万。Z世代を中心とした男性読者が多いプラットフォームとなっています」と小学館では、さまざまなツールを積極的に導入しています」 たとえば、マンガIPを活用する場合、作者をはじめ確認プロセスが多く、企画から実施まで半年以上を要するケースも多い。この「スピード感」は課題のひとつでもあった。 「これを解決するためにスタートしたのが『アテレコ広告』です。『マンガワン』で掲載されている作品とマンガコマを選択し、セリフIP企画営業室 課長小学館広告局山口 誠氏40万以上のPVを記録した『マンガワン』『サンデーうぇぶり』テクノロジーを活用し、小学館 10周年に向け、マンガIPとアプリ価値を最大化
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